山に登ること
はじめまして、弁護士の齋藤夢子と申します。
今回は、私の趣味の一つである山登りについて書かせていただきたいと思います。
私が山登りを趣味とするようになったのは、大学生のときに鹿児島県の屋久島へ行ったことがきっかけです。
私が歩いた屋久島の白谷雲水峡・太鼓岩のコースは、苔むす森と呼ばれる、もののけ姫の森のモデルとなった場所を通って、太鼓岩を目指すというものでした。
屋久島は雨の多い土地ですが、初めて屋久島へ行ったときは、カラッと晴れ、雨はほとんど降りませんでした。
そのおかげで、太鼓岩に到着したときの眺望はとても良く、頬にあたる風も心地よく、清々しい気持ちになったことを覚えています。
その後、もう一度、屋久島へ行く機会があり、歩く距離が前より長い、縄文杉を目指すコースに挑戦しました。
縄文杉の幻想的な姿は美しかったのですが、そのときは、前回と打って変わり、天候が急変して激しい雨が降ってきましたので、身体が冷え、体力を奪われた辛い記憶の方が強く残っています。
最初に屋久島へ行ったのがこの激しい風雨の日であったなら、自然の中を歩くことが楽しいものだとは思わなかったのかもしれません。
私は、最初に行った屋久島の太鼓岩での達成感、爽快感が忘れられず、もっと自然を楽しみたい、絶景を見たいと思うようになりました。
私は、それから、バックパック、登山靴、レインウェア、トレッキングポールなど登山用品を一通りそろえて、時間を見つけては、山へ行くようになりました。
これまで、日本百名山では、尾瀬の至仏山(しぶつさん)、長野県と群馬県の県境にある四阿山(あずまやさん)、八ヶ岳連峰最北端の蓼科山(たてしなやま)、中央アルプスの木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)、南アルプスの仙丈ケ岳(せんじょうがたけ)、滋賀県の伊吹山(いぶきやま)、奈良県の大台ケ原(おおだいがはら)に登りました。
山は天気の良い日に登れば絶景を楽しむことができます。特に、至仏山を登った日は快晴でしたので、2228メートルの頂上からの景色は、言葉にできないほど素晴らしいものでした。
8月11日が山の日となったこともあり、今年はより多くの方が山へ行かれると思います。
しかし、山は一歩間違えば大事故につながる危険な場所でもあります。
私がこれまで参加した山ツアーでも、途中で体力がなくなりギブアップされた方もおられましたし、山での遭難事故や転落事故などのニュースも毎年目にします。
軽いハイキングのつもりで来たら、本格的な登山であったということがないように、下調べをしっかりして、適切な装備で山登りを楽しんでいただきたいと思います。
私もまだまだ山登りの初心者ですので、無理をせずに、自分のレベルにあった山登りを楽しみたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。