能楽
「能楽」
そ~れ~青陽の~、春になれば~♪
こち弁ブログをご覧の皆さま、はじめまして。洛陽法律事務所の弁護士磯谷昇太と申します。
わたくし、良縁あって、重要無形文化財保持者である能楽師の先生に弟子入り致しました。そこで、今回は「能楽」のお話・・・と思ったのですが、自分自身が「能楽」について知らなすぎるので、やめました。
改めまして、今回は「お稽古中の一場面」のお話をします。
私が門を叩いた社中は、師匠と弟子のマンツーマンのお稽古が基本です。お稽古中は、正座です。
教科書みたいな本があって、その本には演目ごとに歌詞らしきものが書いてあります。歌詞らしきものの横には音符みたいな記号が打たれてあり、これによって謡い方が違うみたいです。また、演目には、それぞれストーリーがあるようです。
しかし、わたくし、ド素人中のド素人で、記号もストーリーも全くわかりません。自ら調べたりすることもありません。お稽古に行って、先生のマネをしているだけでございます。
お稽古の後は、先生と「今日は暑いですねぇ。」などと、たわいない会話をして、1日が終了です。
そんなある日、先生が私に言いました。
「必ず辞めたいと思う日が来る・・・続けなさい。」
若手の少ない世界で私を引き留めたかったのか、否。とても深いお言葉をいただきました。
このブログをご覧の皆さまも様々なお悩みを抱えているかもしれません。転職を考えている方、彼氏と別れようと思っている方、はたまた夢を諦めようとしている方。
「・・・続けなさい。」
※もっとも、お悩みには個別具体的な事情がありますので、続けない決断をすることが最善である場合もございます。
そ~れ~青陽の~、春になれば~♪
初めて教わった鶴亀という演目の一節です。弟子入りして以来、まだこの一節しか覚えていません・・・続けます!!