空に属する趣味


  こち弁ブログをご覧のみなさま、はじめまして。69期弁護士の三輪匠美です。このブログは、毎年新人弁護士が担当することになっており、トップバッターとして私が筆を取りました。
  仕事を始めて感じたことですが、やはり趣味は重要であるということです。弁護士の仕事は終わりがなく、毎日夜も遅くなりがちなので、「土日に趣味の時間を取るぞ!」という気構えがないと、休日をとることもままなりません。そのため、「週末はあれをやるんだ!」という強い気持ちが休日をとるためには必要だと最近になって気づきました。そんな私の、落ち着いたら始めようと思っている趣味をご紹介します。
  アウトドアな趣味はたくさん種類がありますが、分類方法の1つとして、陸に属するもの、海に属するもの、空に属するものに分けることができるのではないかと思います。すなわち、陸であれば登山・マラソン、海であれば釣り・スキューバダイビング等です。
もっとも、空に属する趣味はすぐに「これ!」と浮かぶものが少ないのではないでしょうか。私は、小さいころから空に憧れており、空に関する趣味として、大学生時代にハンググライダー(略して「ハング」と呼んでいます)を少しやっておりました。
  ハングはあの三角の機体で(パラシュートみたいな形状のものは「パラグライダー」(略して「パラ」と呼んでいました)です)、山の斜面から大空へ飛び立つスポーツで、操作の自由度の感覚としては「自転車」に近い感じだと思います(一方、パラはもう少し操作の自由度が下がる感覚です)。晴れた日に、さえぎるものがない開けた空間を、風をきって進むあの感覚は、他のスポーツでは味わえない爽快感があります。もっとも、初めてすぐに1人で飛べるわけではなく、コーチについてもらい、鳥取砂丘等の転んでもけがのない場所で飛び立つ練習を重ね、はじめはコーチと2人で、最後は1人でテイクオフ、といった風にたくさんの練習を経て独り立ちに至ります。テイクオフは山の斜面から走ってするのですが、約20キロの機体を背負って走るのはかなり体力がいります。そのため、基礎となる体力づくりも必要です。
  私は大学自体、いろいろな事情でハングから遠のいてしまったのですが、今になって、あの頃を懐かしく思い出します。いつかは時間を見つけて、再チャレンジしたいと思っております。
最近では体験教室も人気があるようです。関西では、滋賀・和歌山で体験ができるようですので、興味のある方はぜひ一緒に初めてみませんか。
  日常の中の非日常体験がきっとあなたの心を自由にさせてくれるでしょう。

三輪匠美(平成29年4月3日記)


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