虫刺されに注意


  先日、清滝の渓流でBBQをしたときのことです。

  清滝は山の中の渓流でBBQができるという素晴らしい場所なのですが、トイレに行くと、異常な数の「蚊」が、便器の左側の壁に止まっていました。その「蚊」は、なかなかのサイズ感で、「刺されたらやっかいだな」と思いながらも、トイレに行かないわけにもいきませんので、仕方なくそのトイレで、用を足していました。

  すると、案の定「蚊」がまとわりついてくるわけですが、サイズが大きいからか動きが鈍く、簡単に仕留めることができます。壁に止まっているものも含め、10数匹は撃退したと思います。

  そんなことはさして気にもせず、その後もBBQを楽しんだわけですが、異変は当日の夜中に訪れました。

  左腕、左脚に痛みを感じて目が覚めたのです。
  その他にも、頭痛、吐き気、そして、インフルエンザにでもかかったかのような倦怠感を感じました。

  朝起きると、更に手足は腫れており、熱を計ると38℃ありました。これはまずい、と思って朝から病院で受診したのですが、原因は不明とのことでした。
  抗生物質と解熱剤で熱や痛みは多少治まりましたが、腫れはひどくなり、ワイシャツの袖のボタンがとめられないくらいに腕が太くなっていました。

  不安になってきたのでいろいろとインターネットで調べていると、「蚊刺過敏症」(蚊アレルギー)なるものがあるそうです。
  蚊アレルギーでは、EBウィルス感染症が関与しているそうです。EBウィルスというのはヘルペスウィルスの一種で、感染している成人は珍しくないようですが・・・。蚊刺過敏症の場合は、蚊に刺された刺激でEBウィルスが再活性化し慢性EBウィルス感染症となり、悪性リンパ腫を発症して予後不良になることがあるそうです。
  その場合、数年以内に約半数が死亡し、有効な治療法は確立されていないとのことです。

  本稿の執筆時点では、原因不明とのことで、受診した病院から検査を勧められていますので、大きな病院で検査をしてもらおうと思っています。
  まだ結果は出ていないですが、本当に上記のような病気なら大変なので、ヒヤヒヤします。

  みなさんもレジャーを楽しまれる際には、虫刺されには十分注意し、私と同じようにひどい腫れや全身症状が出る場合には病院で検査してもらうようにしましょう。

大久保 勇輝(平成29年10月16日記)


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