京の花見


日中は汗ばむくらいの初夏の陽気が続きますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。

私は昨年、生まれ育った神戸を離れて京都に引っ越して来ました。今年は初めての京都生活を大いに楽しみたいと思っていたところ、思いがけず「花見」にはまっています。

「花見」というと想像するのは桜ですが、京都では桜以外にもたくさんの花見が楽しめるのは京都にお住いの皆様なら既にご存知のことと思います。
しかし、今までの私といえば、休日は完全なインドア派。平日も朝から夜まで室内に居て、外で雨が降ったことにも気が付かないことがしばしば。幸いに花粉症でもないため、春の訪れを鼻や目で感じることもなく、気がつけば桜の季節は終わっている…といった有様でした。

ところが、今年初めて、城南宮に梅と椿を見に出かけ、京都では早春から初夏にかけてたくさんの花見ができることに気がついたのでした。
そして、城南宮の梅園がとても綺麗で癒されたので、花見の楽しさに目覚めてしまい、4月には桜を見に夜の京都植物園(人が少なく穴場でした!!)や嵐山へ、ゴールデンウィークには藤を見に京都上下水道局へと出かけるなど、(私にしては)アクティブな休日を過ごすようになりました。
次の予定は6月。例年であれば鬱陶しい梅雨の時期ですが、アジサイを見に行くことが楽しみで、待ち遠しく感じています。

ところで、花見をするようになるとお天気が気になるようになります。
開花予想を確認して、花の満開と休日が重なることを祈りながら一週間の気温を日々確認して気を揉んでいるのですが、ついでに毎日のお天気も目にしますので、安定しない天候が続く日々でも服装を間違えることがなくなり、今のところ、体調を崩すことなく元気に過ごせています。

こんな思いがけないメリットまである「花見」を皆様も是非楽しんでみてはいかがでしょうか。

大江  美香(2018年6月25日記)

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