ゴールデンウィークを終えて


  皆さん、こんにちは。弁護士の玉岡健佑です。
  ゴールデンウィークは如何お過ごしでしたでしょうか。私は、妻と郷里の奈良に帰省し、束の間の休息を満喫しました。今年は、特に天候も良かったので、皆さんも外で楽しまれたのではないでしょうか。
  弁護士になって間もない私にとって、ゴールデンウィークを実感しながら休息できたのは、実に久しぶりのことでした。私の最近のゴールデンウィークにはあまり良い思い出がありません。暗ーいと思われるかも知れませんが、友達がいなかったとか、そういうわけではありません。その理由は、司法試験の受験です。なぜかは分かりませんが、毎年、司法試験はゴールデンウィークの直後に行われています。
  毎年のように流れる渋滞情報や、今年の人気スポット情報など、気にもとめず、ただひたすらにノートや教科書を読み返し、こんな条文あったっけ?と茫然自失となりながら冷や汗をかく、これが司法試験受験者のゴールデンウィークです(少なくとも私はそうでした)。
  ですから、郷里に帰ってくつろいだ時間を過ごすということは、それだけでも大きな満足感を得られるものでした(旅行に行きたかったのに、あれよあれよという間に機会を逃し、気付いたときにはどこも予約できなかった・・・というわけでは決してありません)。
  今、奈良では、平城遷都1300年祭(たちまち全国区となったあの「せんとくん」がマスコットキャラクターを務める100年に1度の祭事です)が催されています。私が帰省した時には、ゴールデンウィークということもあってか、奈良市内の道路はあちこちで渋滞し、マスメディアにも度々取り上げられ、にわかに活気づいていました。以前の奈良のイメージといえば、「大仏」「鹿」「修学旅行」・・・というものだったと思いますが、これに「せんとくん」という大きな援護が付け加わったわけですから、奈良は京都に負けていると、どこかでジェラシーを抱き続けてきた私も、このときばかりは、少しだけ誇らしい気持ちを持つことができました。1400年祭には皆さん行けないわけですから、是非この機会に行ってみて下さい。
  他にも、奈良には、魅力的な観光スポットは沢山あります。私が特におすすめしたいのは、飛鳥(明日香)です(京都からであれば、電車で1時間ほどで行くことができます)。最近は、キトラ古墳などでも話題ですし、レンタルサイクルなどで、周辺を散策すれば、どこか懐かしい日本の原風景を体感することができます。
  「せんとくん」を見に行かれた後に、是非オススメします!

玉岡  健佑(2010年6月7日記)


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