弁護士会ブログ

小さな小恐竜~文鳥との生活


  空前のペットブームだそうです。街を歩くとかわいいチワワやダックスフンドを連れた人々を見かけ、新聞やネットには「我が家のペット」達が愛くるしい表情(?) で撮影された写真が多数投稿されるなど、どの家の子も可愛がられているのだなぁといつも感心します。かくいう私が現在飼っているペットは、「手乗り文鳥」。チワワなどに比べればやや地味な印象は否めませんが、ただの鳥と侮る無かれ。文鳥始め今まで多くの鳥たちと生活してきた私には、鳥のただならぬ能力にいつも驚かされるのです。

  小学生の時、団地住まいだった私は、憧れの犬猫が飼えず、カラフルなセキセイインコを飼っていました。その後、夜店のヒヨコ(後に大きく成長し雄鳥に)、ウズラ、セキセイインコの子孫達と鳥類は増えていったのですが、団地の庭をニワトリを連れて散歩させても(犬の散歩に憧れていたのです)、不思議とニワトリは逃走せず、私の後を付いて家まで戻ってきていました。そして、10年ほど前から飼い始めた文鳥に至っては、「空気を読む」のがとても上手。例えば、「おいで」と呼べばすぐに飛んでくるのはもちろん、家族の者が帰宅し玄関先に立っただけで『帰ってきた!』と大喜びでキャッキャッ鳴き出します。また、カゴから出し暫く遊ばせた後、そろそろカゴに入れようと手を差し出すと、直ちに空気を読み、すっとその場を離れたり、中々手に乗ろうとしません。その他にも『遊んで!』『怒ってるぞ!』『悲しい・・』と表現がとても豊かで、その知能の高さにいつも驚かされるばかりです。そんな文鳥ですが、以前は、鳥は始祖鳥や爬虫類の子孫でそれ程高度な能力は無い、と考えられていたようです。この説に私や家族は、「そんなはずはない」と疑問を持っていたのですが、近年、羽の生えた恐竜の化石が続々と発見され、鳥類は恐竜の子孫であるという学説が登場しているそうです。つまり、隕石の衝突によって、繁栄から一転、突然絶滅してしまった恐竜のうち、その高度な能力により生き残った恐竜の子孫が鳥類だというのです。そんな記事を目にしてから、我が家の文鳥くんをしげしげと観察すると、長年たくましく生き延びてきた小恐竜に見えてきてしまうので不思議です。一見ペットとしては地味な文鳥。でも悠久の時を経て、恐竜から姿を変え我が家にやって来たかもしれないと思うと何ともロマンのある話です。

麻生  小夜(2010年11月8日記)


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