ごあいさつ


  皆様はじめまして、去年(2010年)の12月に京都弁護士会に入会した稲田真孝(いなだまさたか)です。

  さてさて、2月にはバレンタインデーがありましたが、みなさんの2月14日はどのような一日でしたか。幼いころに読んだ「マンガで読むことわざ」的な本に、バレンタインデーの日に学校からから帰って来た息子に対して母親が「青菜に塩ね」と言い放つシーンがありましたが、いま思えば、キツイ一言ですね・・・。期待するからしょげるのであって、僕みたいに期待しなければ、しょげることもないのですが・・・。防衛本能です。

  2月14日にせよ一生に一度しかやってこない一日の繰り返しです。そんなことを考えていると少々嫌なことがあっても許せてしまう、そんな気がしています。そんなふうに、日ごと変化する日々の中でも、まだまだ少年の気持ちを持ち合わせているつもりですが、知らず知らずのうちに年齢を重ねてしまっています。

  そこで、少年に関する至言を紐解いてみると、「少年よ、大志を抱け」「少年、老い易く、学成り難し」という言葉が浮かび上がります。

  弁護士となってからは毎日が勉強で、諸先輩方のアドバイスをいただきながら、試行錯誤の日々です。至言の通り、学は成り難いのですが、千里の道も一歩から。

  それに、大志を抱き続けている限り、老いにくいということかもしれません。年を重ねると記憶力が低下するのは、きれいな夕日を見たときのような新鮮な感動・感情を伴ったインプットが減るかららしいのです。「あ、いつものあれか」が記憶を阻害しているらしいのです。

  だからこそ、いつまでも瑞々しく、新鮮な気持ちで、あらゆる出来事の中に重要なこと、個性、特殊性を発見できるよう、そして出会った方の記憶に少しでも残れるよう、初心を忘れないように、がんばっていきます!
  どうぞ、長―――――く、お付き合いいただけますよう、お願い致します。

稲田  真孝(2011年2月28日記)


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