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  私事で恐縮ですが、2010年10月10日10時10分、結婚いたしました。

  婚姻の届出のみで、挙式・披露宴はしないことにしたのですが、「記念写真は撮っておいた方がいい。」という父のアドバイスもあり、写真撮影をすることにしました。

  私も妻も京都生まれの京都育ちなので、京都を代表する名所であり、一緒に行った思い出もある金閣寺、永観堂、御所で撮影しようと考え、写真館の方に相談したところ、「脚立を立てて撮影するには許可がいりますが、許可はまず下りません。」と言われてしまいました。それなら妻の弟くんにデジカメで撮影してもらおうかとも思いましたが、てかてかの光沢があるタキシードスーツを着た私と、ウエディングドレスを着た妻とが拝観券を買おうとしてもすんなり買わせてもらえるとも思えず、金閣寺などでの撮影は断念しました。

  写真撮影に先立ち、妻がインターネットでウエディングドレス作りのキットを購入し、手作りしていたのですが、これがなかなか出来上がりません。撮影前夜20時になっても袖は身ごろに縫い合わされておらず、一番大事な襟も仕上がってない状態です・・・。「こりゃ撮影は僕一人か袖のないウエディングドレスと一緒やな」と考えていたのですが、なんとここで救世主が。私の実家の町内にドレス作りの本職の方がおられたのです。その方に深夜1時ころまでお手伝い、というかほとんど縫っていただき無事に完成。「神の手により」(妻談)ビシッと素晴らしいドレスが出来上がりました。

  翌日、そのドレスを着用して写真撮影に。最初は写真館のスタジオで二人だけの写真と両親等を含めた写真を撮影しました。緊張でなかなか笑った表情を出せません。写真館の方が必死に笑わそうとして下さり、一瞬緊張がほぐれて笑った表情を出せるのですが、なぜかそのときはシャッターがおりません。「いま撮らないつ撮んね~ん」とツッコミを入れつつ、ひきつったままの表情でスタジオでの写真撮影を終了しました。

  引き続き鴨川へ出ての写真撮影へ。紅葉も終わり寒風吹く中での撮影となりましたが、スタジオを飛び出た解放感からか、自然な表情を出せるようになってきました。写真館の方も乗ってきたのか「お姫様抱っこして下さい」なんていう注文が。さすがにそれは遠慮させていただきましたが、二人でハートを作ったりしちゃいました。小道具としてそこらへんにいた鳩をおびき寄せたりしながら、なんとか無事に写真撮影を終了しました。

  せっかく鴨川で記念撮影をしたのですから、鴨川の流れが永遠に続くように私たち二人の愛も永遠に続く・・・、な~んてことは恥ずかしくて口が裂けても言えませんが、できるだけ末永く幸せに暮らせればなあと思っております(「江」に出てくる豊川悦司演じる織田信長を見て、「ギャー!かっこよすぎ!!」と叫ぶ妻を見てると自信が無くなってきますが・・・。)。

  のろけ話に最後までおつきあい下さりありがとうございました。


中村  和浩(2011年3月14日記)


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