弁護士会ブログ

AKB総選挙と1人娘


  私の一番のアイドルは、現在5歳(幼稚園年長)の1人娘です。

  私は、最近、娘といろんな話ができるようになりましたが、一昨年の年末くらいから、もっとも話があうのはAKB48の話題です。

  そして、AKBファンが最も熱くなる瞬間がつい先日6月9日に開票のあった「AKB選抜総選挙」です。
  今年はニュース速報に近い形で、一般の地上波テレビで第1位の結果発表があったくらいですので、大多数の方はご存じかもしれませんが、念のため、「AKB総選挙」の説明をしておきましょう。

  AKBはひとつ前のグループアイドルの代表格「モーニング娘。」とは異なり、1年に一度、1枚のシングル曲に限定はしていますが、ファンからの人気投票で、センターポジションで歌う人間を決めています(なお、他のほとんどの曲については、「AKBの絶対エース」とも言われる「あっちゃん」こと、前田敦子がセンターを務めています。)。
  そして、同様に、そのシングル曲に参加できる人間も、投票数の多い上位21名に決定され、その歌うときの立ち位置さえも、投票数の順番どおりに決められることになっています。

  今年は、「AKB総選挙」の3回目であり、今回は、国民の関心を全く失った感がある国会の総選挙より、盛り上がったとさえ言われています。
  そして、今回の注目は、先ほど紹介した「AKBの絶対エース」前田敦子と、去年事前の予想を覆し、前田敦子を抑えて第1位を獲得した、「ゆうこ」こと大島優子のトップ争いです。

  また、AKBほかグループ150名(秋葉原が本拠地の「AKB48」、名古屋栄が本拠地の「SKE48」、大阪難波が本拠地の「NMB48」に加えて、正規メンバーではない、「研究生」も参加して、総勢150名)のうち、最優先でテレビなどのメディアに出演できる権利を持つとされる、上位7名に誰が入るのかも注目されました。
  ちなみに、第1回、第2回とも、上位7名(前記前田、大島に加えて、篠田真理子、板野友美、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜の7名)に、変わりはなく、その7名は、ファンの間で、「神7(かみセブン)」と言われて、ある意味偶像化されています。(なお、私にとっては、AKBの曲にあわせて踊る娘の姿のほうが、愛くるしい「神」の姿です。)

  今回の総選挙が始まってから、娘は、最初にファンになった「推しメン(応援しているメンバーのこと)」の「まゆゆ」こと渡辺麻友が何位になるのかで、キャアキャア言っていました。
また、最近「まゆゆ」さえ押しやる勢いで、妻も含めて家族全体で「推しメン」になりつつある「あっちゃん」が「今年は1位になって欲しいな。」と願っていました。

  そして、発表当日の6月9日、その結果は、予想外の形で飛び込んできました。
つまり、深夜にある開票速報の特集バラエティー番組があり、それを録画して、翌朝娘とゆっくり、ドキドキしながら、見ようと話をしていたにもかかわらず、9日の午後9時前、ほぼ実際の開票結果発表と同時に、突然のニュース速報が一般のテレビで流れたのです。
しかも、そのタイミングは、娘と私が風呂に入っていて、娘だけを先に上らせたとき、という最悪のタイミングでした。
  娘は、あまりのタイミングの悪さにあっけにとられてしまっているようでした。

  なお、その結果は、もうご存知でしょうが、前田敦子が1位を奪還し、2位に大島優子が入りました。娘の「推しメン」渡辺麻友は、去年と同じく5位で、娘も一安心でした。

  そんな中で、最も意外だったのは、去年8位だった「ゆきりん」こと柏木由紀が、先ほどの「神7」メンバーを押しのけて、前田、大島に次ぐ3位に入ったことでした。
柏木由紀は、TBS系昼の情報番組で、お天気キャスターをしたり、警察にも貼られているポスターに出ていたり、どちらというとAKBから少し離れた活動で、存在感を示してきた若手です。

  その後、娘とは、翌朝、開票風景を写した特集番組を見ました。
  開票風景は、まさに大学などの合格発表以上(司法試験の発表以上かどうかは人それぞれかもしれませんが)にメンバーの感情が出てくる場面で、普通のドラマより、また、下手なスポーツ番組よりも、感動を与えるもので、見ていた娘も大喜びでした。

  そして、その喜びは、デビュー当時、何もできなかったメンバー達が徐々にアーティスト、そして、表現者として、成長していく過程に立ち会った初期からのファンには、もっと大きなものなのでしょう。

  少しだけ分析すると、このあたりの仕掛けが、AKBがここまで人気を得ている要因でしょう。
そして、そこが、私が青春期に心を奪われた、「おにゃんこクラブ」も操っていた、秋元康のプロデュース力なのでしょう。

  また、何年か後、AKBはいなくなるでしょうが、娘には、その記憶は残るでしょう。
そのときは、私の「おにゃんこクラブ」の記憶も娘に聞かせて、AKBも含めた、昔話をしてみたいものです。

  なお、私がAKBのファンであるとは、一言も言っていないことは、最後にお断りしておきます。



笠中  晴司(2011年8月1日記)


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