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京都の高校野球はおもしろい


  平成23年度秋季京都府高等学校野球大会は、本日(平成23年10月7日)現在でベスト4が出揃い、明日準決勝、明後日には決勝と3位決定戦が行われる。
  夏の大会と違い、この秋季大会はあまり世間の注目を集めない。しかし、高校球児にとって、この秋季大会は、その成績次第で翌春の第84回選抜高校野球大会への選出が決定される甲子園へのもう一つの道である。
  勝ち残った優勝校、準優勝校は、近畿大会に出場し、そこでの成績が選抜大会の選考のための材料とされる。
  確か、今回は近畿から6校が選出される予定ではなかったか。さらに、21世紀枠という選出の可能性もある。

  京都の強豪と言えば、今夏、甲子園に出場した龍谷大平安、昨春の京都府大会を制し、今夏も龍谷大平安と決勝を戦った立命館宇治、そして、福知山成美、京都外大西、この4校が、ここ数年の京都の4強と言われてきた。
  いずれも私立高校である。
  京都の甲子園出場校を見ても、公立高校の甲子園出場は、春の選抜では2001年、夏の選手権では2000年までさかのぼり、いずれも鳥羽高校が最後の公立出場校であった。
  その間、甲子園に出場したのは、龍谷大平安、福知山成美、京都外大西、立命館宇治、京都成章、東山である。

  しかし、ここ最近、この勢力図が崩れ始めているように思う。
  冒頭の平成23年度秋季京都府高等学校野球大会では、いわゆる甲子園常連私立校は残念ながら、いずれもベスト8、ベスト16で敗退した。
  大本命と思っていた龍谷大平安は立命館に、福知山成美は鳥羽に、立命館宇治と京都外大西はともに京都両洋に敗れ去った(いずれも2次トーナメント戦)。
  そして残ったベスト4が、京都両洋、立命館(立宇治ではない)、京都翔英の私立3校と鳥羽の公立1校である。

  ベスト4の各高校はいずれも魅力のあるチームである。立命館は、ご存じの方もいるかもしれないが、選抜高校野球の第1回大会の京都代表校であり(当時立命館中学)、春4回、夏は3回、甲子園にも出場した古豪であり、最近、また力を付け始めた。京都両洋は、頭角を現してきた注目校である。そして、私の一押しは京都翔英。私立校ではあるが、私が住む京都南部の宇治市内に学校があり、その意味でも期待している。いまだ甲子園の出場はないが、現在のチームで既に主軸となっている一年生(今春新2年生)の今夏の活躍は圧巻であった。この春、さらにブレークする予感がある。
  また、公立の雄、鳥羽は甲子園出場校として有名である。
  しかし、その他にも、公立高校が相当、力を付け始めている。
  塔南は、昨春、春季大会で3位となり、近畿大会に出場した。
  また、西城陽、乙訓、久御山、綾部など、公立高校が強豪校を食って上位に進出するケースが目立ってきた。
  今夏の大会を見る限り、今秋のプロ野球のドラフト会議で京都の公立高校から指名される選手が出てくることは間違いないと思っている。

  今、京都の高校野球は群雄割拠、どの高校が甲子園に出てもおかしくない、少なくともそう期待させる。

  もしかしたら、朝、いつも近所で見かける高校生が、来夏、甲子園のヒーローになっているかもしれない。そう思うとわくわくする。
  今、京都の高校野球はおもしろい。


奥村  克彦(2011年11月7日記)


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