エスカレーターとエレベーター


  先日、四条駅のエスカレーターに乗っていたところ、ふいに、中学生のころ、よくエスカレーターをエレベーターと、エレベーターをエスカレーターと間違えていたことを思い出しました。

  中学生だった私が、どちらがどちらかわからなくなる、という話をある人にすると、エスカレーターの見た目は階段に似ているから、エスカレーターの「カ」は階段の「カ」と覚えればいいよ、と教えてもらいました。
  それ以来、私は、エスカレーターの「カ」は、階段の「カ」と連想するようになり、間違えることはなくなりました。

  何かの折に、この一連の話をすると、数人の人から、「私もよくどちらかわからなくなる。確かに覚えやすいね、ありがとう」と言われ、このような間違いをしている人は意外と多いのかもしれないな、という感想を抱きました(ただ、「そんな間違いせーへんやろー」と全力で否定されることもありましたが)。

  今回、このコラムを執筆することとなったので、中学生のころの私と同じような間違いをしてしまう方の一助になればと思い、ここに記す次第です。

  

益川  優子(2013年4月19日記)


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