1か月


はじめまして、弁護士の豊山博子と申します。
私は、1月5日から働き始めたばかりの新人なのですが、この1か月で、弁護士の仕事の大変さ、面白さをほんの少しは感じることができたと思います。
普段はブログを書かないため、こちべんブログにも何を書くべきかわかりません。ですので、私がこの1か月で感じたことを少し書こうと思います。


このブログをご覧の方は御存知かと思うのですが、弁護士は、弁護士になる前に「修習生」という立場を経験しています。
私も、去年の12月までは修習生でした。
修習生の頃は、裁判所も検察官も警察も、みんな優しかったです。
どこに行っても、なんでも勉強させてくれ、わからないことは丁寧に教えてくれました。
ところが、いざ弁護士になってみると、やはり修習生の頃と同じようにはいかないようで、すでに何度も悔しい思いをしてきました。
事件の事で検事に電話をしているのに、事務官さんしか対応してくれなかったり(検事の声は聞こえる)警察に行っても冷たく扱われたり・・・
もちろん、丁寧に対応してくださる方もたくさんいらっしゃいますし、新人の私を手厚く扱う必要は全くないのですが、「去年までと全然違う・・・」とは思わずにいられません。
振り返ってみると、修習生の頃は恵まれていたなぁと思います。
でも、傍観者だった修習生の頃より、今の方が断然楽しいです。

その他に、大変だと感じるのは、スケジュール管理です。
今までの人生は、スケジュール帳なんて必要がなかったのですが(覚えられる範囲しか予定をいれなかったので)、今ではもう手放せません。
予定を入れるときに、どのくらい時間の余裕をみれば良いのか、1日に何件くらい大丈夫なのかなど、全くわかりません。
でも、今はまだ、埋まっていくスケジュールを見てにやにやできるくらいの余裕があります。

こうやって1か月を振り返ってみると、面白い1か月だったなと思います。
私はかなり自由にやらせていただけているので、自分で考えて、起案して、ほとんど却下されて、と、何もできないながらなんとか、自分の考えを弁護等につなげることができています(と、自分では思っています)。
文章にしてみると、自分がすごくまじめな人間のように思える感じになって、嬉しいです。
弁護士になってみると、今まで勉強してきたことだけでは到底太刀打ちできず、専門書で調べたり、ボス弁や先輩弁護士、同期に聞きながら、何とか頑張っております。
今のところ、皆さん親切に教えてくださっているので、これからも自分でわからないことは誰かに助けてもらいながら、責任をもって頑張っていきたいと思います。

大したことは書いていないうえ、まとまりのない文章ですが、私の1か月はこんなものなので、以上で終わります。
これから頑張ってまいりますので、皆様宜しくお願いいたします。

豊山  博子(2015年3月2日記)


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