趣味(アルペンスキー)


私は、岐阜県の飛騨高山市で生まれ育ち、同志社大学法学部に合格したことをきっかけに京都に住むようになりました。飛騨高山市は、自然豊かな、夏はからっと暑く、冬は少なくない雪が降るところです。私は、小学生の一年生から、高校の二年生までアルペンスキーをやっていました。当時は、練習も厳しく、スキーを楽しむということができませんでした。今は、アルペンスキーから離れ、心からスキーを楽しむことができ、私の一番の趣味です。

アルペンスキーは、雪の斜面に立てられた旗門に沿って誰よりも早く滑りおり、純粋にタイムを競う競技です。競技の種類は、細かい技術が要求される回転(スラローム)と大回転(ジャイアントスラローム)、技術だけでなくスピードが重視されるスーパー大回転(スーパージャイアントスラローム)、滑降の4種類があり、滑降に至っては生身の人間が100㎞近い速度で滑りおり、100分の1秒を競い合うとてもシビアな競技です。僅かな滑走姿勢の乱れや、旗門通過時のミスがタイムに影響します。また、この競技の面白いところは、一本のタイムだけで順位を競わないということです。一本目のタイムが仮に1位だとしても、二本目のタイムが悪い場合には、最終順位で負けてしまうこともあるのです。二本ともいいタイムを揃えることは難しく、選手には精神的な強さも要求されます。

世界クラスの選手になると、夏場のウエイトトレーニングをたくさん行うことで、滑りおりているときに体にかかる強力な重力に耐える筋力・体力をつけます。
アルペンスキーの世界選手権やオリンピックにおいて、日本人のアルペンスキー選手は、細かい技術が要求される回転や大回転で活躍していますが、体格で負ける欧米選手になかなか勝てないのが現状です。
アルペンスキーには、モーグルのようにコブ(凹凸)が深く急な斜面を滑走しながら、エアを決めるような華やかさはありませんが、他の選手よりも100分の1秒でも早くゴールするために、スキー板のチューニング、気温・雪温に合わせてワックスを塗る、レース前のコースの下見、下見したコースのイメージトレーニングなどをして、誰よりも早く滑りおりる姿はモーグルとは違った感動や興奮を感じることができると思います。是非、アルペンスキーのワールドカップあるいはオリンピックを見て、スピード感、迫力、興奮を味わってほしいと思います。

私のブログでは弁護士の業務についてわからなかったと思いますが、アルペンスキーの魅力、アルペンスキーが好きな弁護士がいることが伝わればこのブログを書いた甲斐があったと思います。

斎藤  浩幸(2015年3月30日記)


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