自転車


こち弁ブログをご覧の皆様、こんにちは。前回までと同様、京都弁護士会に入りたての67期がお送りします。

標題で本格的な競技用の自転車なんかを想像された方、ごめんなさい。競技用のような大層なものではなくて、普通のシティサイクルやいわゆるママチャリの話ですし、しかも自転車本体の話は全く出てきません。

なぜこの話題にしたかというと、私は、子供の頃から自転車での散策が好きだからです。散策といっても、特に地図を見たりすることもなく、あてもなく知らない道を進んで行くことが多いです。小さい頃は、習い事の帰り道なんかはいつもとは違った道で帰ろうとしてよく小さな冒険をしていました。私は、高校卒業まで九州の福岡市に住んでいましたが、福岡市内の道は、京都市内のように東西南北の分かり易い道ではなく、斜めの道やくねくねした道などもたくさんあります。そのような道が多いので、よく道に迷って帰るのが遅くなり、両親に怒られていました。なぜそのときに懲りてやめなかったのかは疑問ですが、いまだに知らない道を自転車で通るのは大好きです。

大学の時には夜な夜な自転車で徘徊していましたし、法科大学院に入学したての頃には、勉強の日々から逃避するためにママチャリで自宅を出発して琵琶湖のまわりを1周しに行ったこともありました。今から考えると自分でも全く理解が出来ません。でも、それくらい自転車での散策が好きだと言うことです。

そんな私の今のささやかな楽しみは、自宅から勤務している事務所までの約15分間の自転車通勤の時間です。というのも、毎日碁盤の目のような道を適当に気分に任せて曲がって事務所に向かっているからです(このブログを事務所の人たちが読んでいたら、そんなことせずに早く事務所に来いと思われるでしょうが)。このように自転車で走っていると、行ってみたくなる居酒屋や知らない神社等々毎日色々と新しい発見があり通勤時間が非常に楽しくなります。ただ、残念なのは、そうした発見をしても、場所を覚えていないのでまた行こうとしても行くことができないことです。何の意味のないことだとは自分でも思っていますが、私はこれからも続けるんだろうなと思います。人生少しくらい無駄があった方が良いはずです(多分)。

ただ、最近自転車での事故の話をよく耳にします。実際、私も危ないなと思う運転をされている方を何度も見かけました。特に夜間の無灯火や信号のない交差点への飛び出しなどは事故につながる可能性が非常に高いです。自転車同士だけではなく、自動車が交差点の一旦停止を守っていなかったり、横断歩道に徐行せずに右左折してきたりすることもあり、それに自転車が巻き込まれて事故になる危険もあります。

こういった事故は、危険な運転をする人が注意してくれることが一番いいのはもちろんですが、自分でも常に気を付けていくことが事故防止には良いのかなと思っています。

見ている限り、京都市は自転車に乗る方が特に多いように思いますし、狭くて交差点での見通しの悪い道も多いです。おどすわけではないですが、それだけに色々な所に事故の危険性があるといえます。
皆さん!一人一人が気を付けて、事故のない良い自転車ライフを送りましょう!

山田 博司(2015年4月13日記)


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