音楽・絵画


こち弁ブログをご覧の皆様。
はじめまして、京都弁護士会所属弁護士の尾崎愛佳です。
本年1月から勤務し、早くも半年以上が経過しました。
毎日がめまぐるしく過ぎていきますが、この仕事には行動力が大切!
ということで、先日、徳島の大塚国際美術館で開催されたコンサート(「コンサートと名画の鑑賞」)に、日帰りで行ってきました。

大塚国際美術館は、名画を複製した陶板が1,000点以上展示されている、知る人ぞ知る名画の宝庫です。
作品数がとにかく多く、思い付く限りの名画が全て展示されていることのみならず、特殊技術によって、約2,000年以上も展示作品が退色劣化しないことも魅力の一つです。

コンサートは、システィーナ・ホールという場所で開催されました。
システィーナ・ホールは、ミケランジェロ作の最後の審判が描かれたシスティーナ礼拝堂を模した会場です。
コンサートを開催した佐賀龍彦さんは、LE VELVETSというグループに所属している、クラシック音楽からポップス、歌謡曲など幅広く歌う本格派歌手です。
コンサートは、シューベルト作のアヴェ・マリアから始まったのですが、素晴らしい歌声と背景と旋律がとてもマッチしていて、特に素敵でした!

コンサート後、素敵な余韻に浸りながら、佐賀さんの説明を聞いて美術館内をまわりました。
  ・  様々な謎が秘められた、ダ・ヴィンチ・コードでお馴染みの「最後の晩餐」
  ・  同じ「最後の晩餐」が描かれているも、イエス・キリストが中心に描かれていないなどの点で型破りなスクロヴェーニ礼拝堂の絵画
  ・  エル・グレコ作の大祭壇衝立画(エル・グレコは、スペイン語で「ギリシャ人」という意味のあだ名です。)
  ・  ナポレオンと教皇の描写位置などから当時のナポレオンの権威が分かる、「皇帝ナポレオン一世と皇后ジョゼフィーヌの戴冠式」
など、どの絵画も素敵でした。
また、各々の絵画は、当時の時代背景や歴史を反映したものとなっていて、美術は非常に奥深く、面白いものだと感じました。

それにしても、その説明は、学芸員のように詳しくわかりやすいものでした。
また、絵画を普段から本当に好きなことが伝わる説明でした。
弁護士という仕事も法律のプロとなるべきことはもちろんですが、事件の本質を見極めるためには、法律以外の幅広い知識をもっている必要もあります。
日々努力ですが、楽しみながらも色々な所で各種分野の知識に触れられるようにしたいです。

尾崎  愛佳(2015年10月13日記)





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