「京都教育大学附属桃山中学校で出張授業を行いました!」(本イベントは終了しました。)


令和5年1月24日、京都教育大学附属桃山中学校で、1年生~3年生を対象に弁護士の仕事についての授業を行いました。
担当は、福山勝紀(ふくやまかつき)弁護士です。



今回の授業では、弁護士の仕事に関して紹介しました。

まず初めに弁護士バッジについて紹介しました。ひまわりが正義・公正、真ん中のはかりが公正と平等を表していることについて説明しました。また、弁護士の働き方の中には、色々なものがあること、今では、事務所を構えるだけでなく、企業の中で働いている弁護士もいるということを説明しました。

その後、弁護士になるための司法試験についてどのようなものが必要かについて説明しました。よく勘違いされているのですが、六法全書を全て暗記するということは必要なく、考え方(法律の解釈方法)を勉強すれば、司法試験に合格することができます。この点は、生徒さん達もそうなのか、知らなかったという様子で聞いていました。

さらに、実際に体験した事件を元に、どのような弁護活動をするのか、特に刑事事件を中心に質疑応答を行いました。刑事事件の多くは、無罪を争うものではなく、情状を争うことが多いということを説明すると、生徒さん達は意外だという反応でした。

最後に質疑応答の時間を設けたところ、生徒さん達から数多くの質問をもらいました。授業に参加された生徒さん達の一部がコミュニケーションコースを履修されているとのことで、弁護士だけでなく、コミュニケーションとして一番重要だと考えていることは何ですかという質問もありました。

また、よく聞かれることなのですが、弁護士の年収はどれぐらいですかという質問もあり、担当弁護士も回答に窮している様子でした。

今回の授業で、どこまで弁護士の仕事を分かってもらえたかは分かりませんが、一人でも多くの人に弁護士の活動に興味を持ってもらえるよう、ひいては、法的思考を理解してもらえるよう、これからも多くの学校で授業ができれば幸いです。

京都弁護士会では、幅広いニーズの要望にお応えするため、様々なテーマで法教育出張授業を行っています。興味をお持ちの方は、京都弁護士会(  075-231-2383  )法教育委員会  担当事務局まで。
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